マインドフルネスって何ですか?

元々、慢性疼痛の患者さんたちのために開発された「瞑想法」です。

体のどこかに常に痛みを感じていると、

それが絶えずストレスとなり、

平穏な日常生活を送ることが困難になります。

 

その痛みを取り除くことはできないけれども、

この瞑想法を行うことにより、

痛みを感じながらも以前とほぼ同様の生活を送ることが

できるようになります。

 

その方法はいくつかあります。

 

★ 聴くこと

可能であれば目をつぶり、「今、どんな音が聞こえるか」と、耳に入ってくる物音全てに注意を向けてみてください。最初は10秒ほどでOK。その後、30秒~1分~5分と伸ばしてみてください。

 

★ 呼吸法

「呼吸法って何?」の項目の一番下の箇所をご参照ください。呼吸をするときに空気が鼻やのどを通る感じ、あるいはお腹が膨らんだり凹んだりする感じに注意を向けます。5秒くらいから始めて、長くて5分も続けられるようになれば十分です。

 

★ 歩くこと

通勤路の慣れた道などで、「地面に触れている両足の裏全体」あるいは「体重が右足→左足→右足と移る様子」に注意を向けながら歩いてみてください。

 

・・・では、これらは一体、何をしているのでしょうか?

 

これらは全て、普段は意識をしないで行っていること

(マインドレスな状態)に注意を向け、

あえて意識させているのです(マインドフルな状態)。

 

そうすることで、

取り除くことができない痛みやつらさなどを受け入れながら、

生活を送れるようになります。

そのためのトレーニングが「マインドフルネス瞑想法」です。

 

ただ、やり方はシンプル且つ地味なものですが、

この瞑想法は意外と奥が深く、実行するのにコツが要ります。

大事なコツの一つは、

「注意を向ける。ただそれだけでOK」という姿勢を崩さないことです。

 

よく集中できなくても、うまくできなくても、

リラックスできなくても「OK」なのです。

それがやがて、「(自分を)受け入れる」ということに

つながっていきます。

 

 

 

(臨床心理士 板東充彦)

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