バーンアウトって何ですか?

バーンアウトとは、一般に「バーンアウト症候群」のことを言います。

 

強い緊張や大きなストレスを抱える状況で、

熱意を持って献身的に何かに取り組んでいた人が、

疲労によってまるで燃え尽きるように衰弱し

意欲や活力を無くしてしまう状態を指します。

 

バーンアウト症候群に陥ると、

身体的には、睡眠の不調(不眠、過眠、悪夢)や

体力の低下などが起こります。

 

心理的には、気力が湧かない、いつも不安である、落ち着かない、

集中できない、抑うつ的になる、怒りっぽくなる、などが見られます。

 

その結果、物事への対応が粗雑になる、人間関係に支障をきたす、

仕事を避けようとする、

逆に無理に働こうとする(が成果は少ない)など、

様々な困難が起こります。

 

バーンアウト症候群は対人援助職の人に多いとされますが、

強い緊張とストレスに長期間さらされる災害時に陥る人も

少なくありません。

 

やる気や責任感の強い人、高い理想に向かって努力する人、

完璧主義の人、仕事を抱え込む人がなりやすいと言われています。

 

予防には、適度な休憩や軽い息抜きが有効です。

バランスのよい生活を心がけ、軽い運動を行い、

好きなことを楽しむ時間を持ちましょう。

 

家族や知人からの「働きすぎだ」「休んだ方がいい」という

アドバイスには耳を傾けるべきです。

 

バーンアウト症候群に陥った場合は、

まずは休養をとり、日常生活を整えましょう。

アルコールで憂うつな気持ちや疲労感、不眠を紛らわせることは逆効果です。

 

人に任せられるところは人に頼む、

完璧にできなくてもある程度の成果で良しとする、

できていることを評価するといった、考え方の転換も大切です。

 

重症になるとうつ病へ移行する可能性も指摘されていますので、

早めに心理士や医師などの専門家に相談されると良いでしょう。

 

時間はかかるかもしれませんが、疲労が回復すれば、

また歩き出せるはずです。

 

長く働ける自分であるために、

日頃から休憩や気晴らしを取り、

心身のメンテナンスを行うことを忘れないで下さい。

 

(臨床心理士 串崎幸代)

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