これまで縁のなかった地域に引っ越しをして心細いです

縁のなかった地域というのは、何となく“勝手が分からない”感じがしてしまいます。

これまで、当たり前の様にしてきた振る舞い一つ一つに

“これでよいのだろうか?”と緊張してしまい、

これまでの経験が全く役に立たないような自信が

少しずつ失われていく感覚にもなりますよね。

“自分らしく”自然に振舞えない緊張が、

心細さを生んでいるのかもしれません。

 

自分らしい”というのは、自分自身で意識して作り上げられるだけではなく、

周囲の人が“あなたはこんな人だよね”と理解して関わってくれること、

自分の行動でスムーズに物事が進んでいくことで感じられる

安心感から出来上がっているところも大きいのではないかと思います。

 

その為、“知らない”土地での生活に、“知っている”ことを増やすことは、

新しい土地で安心して過ごす為のキーワードの1つになると考えられます。

知る”こと、“知る”手段は、自分にとって気軽にできること、

ぜひ“知りたい”ことから始めてみると取り組みやすいでしょう。

 

土地の美味しいものを売っているところはどこだろう?

この土地の名所はどこだろう?

小さな情報でもたくさん得ていくと、

生活全般が軌道にのり、新しい土地での生活が楽しくなるでしょう。


○○のサークルに入ってみよう。

△△の講習会に参加してみよう。

 

興味関心の持てる内容を通して安心して周囲と会話ができることも

“自分”を取り戻しやすいかもしれません。

コミュニティで知人・友人ができれば大収穫ですが、

まずは自分が満足できる時間が持てることが

日々の緊張をほぐしてくれることになると思います。

 

また、外に出るだけではなく、

この際、じっくり自分の好きなことに没頭してしまうことも1つです。

 

自分は何ができるのか、直接“知る”ことを通して

自信がつくと心強さが増すこともあるでしょう。

 

引越がよい縁を生んだと笑みがこぼれる日が来ますこと、願っています。

(臨床心理士 高木あずさ)

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