うつ病ってどんな病気ですか

「心の風邪」と言われ、「万病のもと」とも言われます。

つまり、誰でもかかる可能性があり、

しかも放っておくと様々な心身の病気に発展する可能性がある病気です。

 

好きだったことを楽しめない、自分を価値のない人間だと思う、

集中力や判断力の低下、食欲の減退、不眠・・・といった症状が

2週間以上続く場合、

うつ病と診断される可能性があります。

 

ただし、このような症状は、

非常に悲しくつらい出来事を経験すると、誰にでも起こるものです。

 

「心の風邪」と言われる一つの要因はこの点にあるのですが、

一般的な生活を送っている中では2週間以上続くことは稀なのです。

 

ただし、うつ病は怖い病気でもあります。

なぜなら、健康な状態から、症状は少しずつ進んでいくからです。

つまり、人間関係・過労・心労などのストレスによるダメージが

少しずつ心身に溜まってくるので、

うつ病になっていくことに気づきづらいのです。

 

たとえば、過労でうつ病になった会社員の方が

自分のうつ症状を実感するのは、

診断を受けて休職した後のことが多いです。

ストレスのかからない生活に戻ってみて初めて、

「あ、自分はこんなに疲れていたんだ・・・!」と。

 

もちろん、そうなる前に、早めに症状の進行に気づきたいものです。

そのためにできることはいくつかあります。

 

(1)ホームページなどでもよくある「ストレスチェック」

「うつ病チェック」をたまにやってみる。

 

(2)口数が少なくなる、人と関わりたくなくなる、

     頭痛がする、寝つきが悪くなるなど、

     ストレスが溜まったとき自分に現れやすいサインを

  予め確認しておく。

 

(3)家族など、身近な人に自分の様子をたまに指摘してもらう。など・・・

 

よくできるリーダーの条件は、

「みんながしんどいときほど率先して休むことができる」

ことにあると言います。

 

「やばい」と感じたとき、勇気をもって休める人は、

うつ病にかかるリスクを軽減することができます。

 

(臨床心理士 板東充彦)

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